お元気様です。

エフネクストの長田安広です。
 

お客様がどのお店を選ぶかはさまざまですが、お客さまは、自分にとっての都合のよさ、すなわち「便益」でお店を選びます。

 

だから、これら「便益」が、お店の「価値」であり、お客さまに、

「他店とくらべ、他店以上に、これらの「価値」を提供すること」が「差別化」となります。

 

しかし、差別化を考えるうえで経営者の迷いとなることが、お客さまの価値に対する考え方(価値観)は千差万別というを

考えてしまうからです。価格を優先するお客さまもいれば、品質にこだわるお客さま、接客にこだわるお客さまもいます。

差別化してもすべてのお客さまに満足していただくことはなかなか難しいので、満遍なく商品もサービスも提供してしまいがちです。

 

しかし、ネットもリアルも選択できるお店の数がどんどん増えていく現代において、満遍なくという考えは、なんの特徴もないお店

となってしまい、結果的にお客様の記憶に残らずに選ばれないお店となります。

前文で他店とのちがいを差別化と言いましたが、他店とは同業種だけを捉えているわけではありません。 お店側からすると

同業他店との違いを考えるほうが解りやすいかもしれませんが、お客様は「目的でお店を選択」します。

 

花業界の売上がが右肩下がりの大きな原因の一つはここにあります。
 

「花が必要となったお客様」だけのマーケットで各店がしのぎを削っているのです。
 

「花が必要となったお客様」のマーケットだと同業他店との差別化という意識になってしまいます。
 

しかし、「お客様の目的」のマーケット市場と捉えると、他業種も他店となります。 

例えば、誕生日のプレゼント、手土産、などで以下にお花を選択していただけるかが大切です。

お店を経営するうえで一番大切にしていることは何か、言い換えればどうしてもゆずれない点、つまり、自店の「こだわり」は何か?

を考え、お客様の価値となるように提供することが差別化の第一歩となると考えています。

 

「こだわり」は自店のにとっての強みになり、この強みを磨くことでより一層他店との差別化が可能となるのです。

差別化の本質は、他店とではなく、「自店の過去」との差別化にあります。

自店の今と向き合い、工夫と改善が大切ですね。 

 

今日も頑張りましょう!!

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