お元気様です。 エフネクストの長田安広です。

この時期になると雑草のようにコンクリートの隙間から美しいユリの花が咲いている光景を
よく見かけます

こちらは駐車場のコンクリートの脇から力強く咲いている、「タカサゴユリ」です。

 

2016-08-01 18.47.45

 タカサゴユリはよく種子を稔らせ、風によって種子を散布します。
 侵入した1年目は茎を形成せずに、数枚の細長い葉を伸ばすだけで大きくはなりません。
 しかし大きくならない1年目は、余分な部分がないので、葉で得た光合成産物をセッセと球根に溜め込んでいます。
 2年目には花茎を出して開花します。次年度にはさらに大型となり、太い花茎を出して多数の花をつけるようになります。
 どんどん大きくなって繁茂するかと思えば、たくさんの花を咲かせた次の年には、ぱったりと見えなくなってしまいます。
 

 ユリの仲間は、長期間同じ場所に生育しにくいことが知られていますが、同じ場所に長居すると病原菌などが増加し
 生育が困難になったりするのである程度の年月が経過すると新たな場所へと旅立つものと考えられています。 

 あらためて植物の生命力に学ぶことが多くあると感じました。

 知識や知恵、経験が十分でないのに、社会にでて自ら花を咲かせてしまったらスグに枯れてしまう
 という事と同じかもしれません。
 常に知識と知恵に経験を重ねて、長くお役に立てる謙虚さと生命力をもち続けていきたいものです。

 タカサゴユリに感謝!!
 

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